稲田禅坊 山門

2015年9月8日公開

2015年09月04日撮影

稲田禅坊 山門

稲田禅坊西念寺は、鎌倉時代初期(1214年頃)、親鸞聖人が浄土真宗の根本聖典「教行信証」を記したという場所。越後国への配流を解かれた親鸞は、京へ戻らずに常陸国へ入り、下妻などを経て、この地に草庵を結びました。室町初期のものというこの山門をはじめ、親鸞が植えたとされる「お葉付き銀杏」、親鸞のお骨が納められているというご頂骨堂、平成七年落慶の堂々たる本堂と、見所の多い境内です。本堂に招じ入れてくださったお寺の方が「本願寺が東とか西とかいう前からここは親鸞さんのお寺なんです」と仰っていました。11月の報恩講には、全国から大勢の門徒さんがバスを連ねてくるそうです。この日は平日の午後ということもあり、お詣りする人はほかになし。木漏れ日が眩しい山門前、この30分ほどあとには盛大な雷雨がやってきました。

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