「魚梛(魚板)は木魚の原型になったもので儀式や行事の時刻を報じる時に打たれ当山の時計にあたるものです。雲水が棒で打つと山内の隅々迄響き渡る音が出ます」。この木の魚について、このような筆書きの説明書きがありました。長崎の黄檗宗のお寺で同様のものを初めて見て以来、この萬福寺のものが有名だと知り、いつかは見たいと思っていました。萬福寺のサイトでは、この魚梛の音が聴けます。実際には余韻も含め、もっとふくよかな音なのではないかと想像します。そういえば、本堂にあたる大雄宝殿には、直径1メートル以上はあろうかという大きな木魚もありました。その音も聴いてみたいですね。
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