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大森山王えんにち、はじまりはじまり!

2020.09.10

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円能寺

圓能寺

大森

大田区

成田山

縁日

8月末、大森の圓能寺さんで「大森山王えんにち」(Facebookイベントページ)が開かれると知り、遊びに行ってきました。

28日はお不動さまの縁日で、圓能寺さんでも毎月護摩修行が執り行われていることは聞いていました。また、年に11回程度「てらてら」という音楽とマルシェのイベントを開催されていました。今回の「大森山王えんにち」は、それらをミックスして、コンパクトにしたようなイメージでした。

圓能寺さんへは、数年前からお正月のお手伝いに上がっているのですが、平日にお伺いするのは初めてのこと。大森駅から池上通りを北上すると、通り沿いの山門にのぼりが立てられていました。

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圓能寺さんのシンボル「円」があしらわれたポップなデザインですね。いつものように参道を進みましたが、この日は併設している幼稚園に子どもたちがいて、正面(東)の門は閉じていたので、北側へ迂回。

庫裡の前のカーポートにはテントが張られ、すでにお祭りの雰囲気!

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11時からの御護摩に向けて来たのですが、すでに「えんにち」は始まっていました。数々居並ぶお店を横目に、本堂へ。すべての扉や窓が開かれ、爽やかな風が通り抜ける堂内、椅子もソーシャルディスタンスばっちりで並べられています。

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御護摩は30分ほど。お経やご真言のお唱えとともに、護摩木が焚かれます。導師様の背中越しに燃え上がる炎を眺め、お経や鳴り物の音を聴いていると、だんだんと無心になっていく気がしました。最初から最後まで参列者として臨んだのは初めて。瞑想や座禅をしたあとに似た、すっきりとした心持ちでした。

御護摩のあとのご法話は「四無量心」について。なぜ今、「大森山王えんにち」を開いたのか、その理由につながるお話でした。

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直後、堂内で京都の山田松香木店さんによる塗香のワークショップがあり、まだ空きがあるというので、即参加。お香の歴史や仏教との関りなど基礎的な内容のご説明のあと、香原料を合わせていきます。まずは、8種類の材料の特徴に応じてベースを作ります。左から順にそれぞれの香りを確認し、指示された通りの分量、例えば、匙にすりきり1杯とか、半分くらいとかの量を器に入れ、混ぜていきます。このベースをもとに、自分の好みの香りとなるよう、好きな材料を足していきます。使うのは天然の良質な香原料なので、人工的ないやなにおいもなく、オイルも使わないので酸化による香りの変化もありません。甘め、すっきりめなど、足す原料の種類によって異なり、合わせる人ごとに違った、本当にオリジナルな塗香ができあがります。できあがった塗香は結構な量があります。持ち歩き用の塗香入が欲しくなりました。

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続いては、この日のお目当てのひとつ、チベット料理「タシデレ」のランチ!

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2年前、長野は上田の海禅寺さんでの「聖天祭」に出店していて、モモ(蒸し餃子)やシャパレ(ミートパイ)をいただいたのですが、東京にお店があるのにまだ行ったことがありませんでした。最近はキッチンカーで各地に出店しているらしいことは知っていたのですが、まさか圓能寺さんで出会えるとは嬉しい限り。

ランチとして販売されていたのは南インドスタイルのミールス。ベジとノンベジとを選べたので、マトンカレーの付くノンベジにしました。

心もお腹も満たされて、その他のお店を拝見。出店者は以下の通り。

地元発クラフトビール【大森山王ブルワリー
おめでとう!をシェアしよう【イチゴイニシアチブ
SocialFirm~農福一体~【熊谷クラリスファーム
楽器と木のボタン【森の民
ジュエリー【Shanti Riot
自然なアパレルブランド【Botanic Green
福島被災地支援【ワークショップ支援チーム“つくるプロジェクト”

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最終的に、この日持ち帰ったのは、この写真のとおり。

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下の黄色いのが熊谷クラリスファームさんのたまねぎの皮染めトートで、オクラもクラリスさんのもの。まん中の黄土色っぽいのが塗香。イチゴイニシアチブさんのイチゴちゃんバッヂに、ワークショップ支援チーム“つくるプロジェクト”さんの相馬のおばあちゃんたち手作りのアクセサリー。左側の黒いのは、圓能寺さんオリジナルの半袈裟です。フライヤーだけ写っていますが、大森山王ブルワリーさんのビールも2本、冷蔵庫で冷やしてこの日の晩酌に。写真に写っていませんが、Shanti Riot さんの天然石ピアスも購入しました。

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半袈裟は、住職こだわりの「円」があしらわれたオリジナル。そう、圓能寺さんの大人気お守りと同じテイストです。無紋なので、だいたいの宗派で使えるそうです。

ご住職によると、コロナウィルス流行以降は、28日の縁日の御護摩は山内だけで執り行ってきたものの、それでも毎月参列される檀信徒さん方がいらっしゃったそうです。また、三密を避ける感染対策をしっかりやれば、境内をメインとしたイベントなら可能と、開催に踏み切ったのだとか。たしかに、一度に大勢が集まるライブのようなコンテンツはなく、少人数のワークショップや屋外での販売など、全体にゆるっとした雰囲気で、出店されている方々ものんびりと楽し気でした。

まだまだ感染拡大に対して注意が必要ですし、コロナ前のような世界がもどってくるとは考えにくい状況です。でも、縮こまって閉ざすばかりでなく、どの程度の範囲で、どういう形でお寺を開いていくか、ご縁をつないでいくか、それを探っていくのが、この「えんにち」なのでしょう。出店者ももともと圓能寺さんとつながりがある方や、大森に拠点のあるお店などですし、大々的な告知はせず、近隣の方々が気軽に楽しめる日となることを目指しているようです。

そして、この「大森山王えんにち」の次の開催が決まりました!
9月28日(月)、10月28日(水)、11月28日(土)です。
大森山王えんにちFbページでのおしらせ

えんにちフライヤ


不動縁日の開催なので、毎月28日。覚えやすいっ! そして、11月はついに土曜開催! ということは、平日は幼稚園の園庭として使われている境内全体が会場となる、ということですよね。うーん、これは楽しみ!今から手帳にシルシを付けておきますね。