センセーショナルに攻める見出しで知られる『月刊住職』。次号の新聞広告が出ると毎回ツイッターなどで話題になります。出版業界でもただの業界誌とは見られていないようで、雑誌『アエラ』の仏教特集でも取り上げられ、編集長のインタビューが掲載されていました。気になる記事があるときだけ購入していたのですが、とうとう昨秋から定期購読を開始。毎号すごい読み応えで、さらに過去記事を出版社のサイトで検索して、買い足したりしています。そんななか、つい数日前、その『月刊住職』に「てらカード」が紹介されていることを知りました。
「うおおおお!月刊住職にてらカードが?!」
すぐさまバックナンバーを取り揃えた書店(ジュンク堂さん、いつもお世話になってます)へ走り、2016年10月号をいまさらゲット。
当該記事は、宗教学者の内藤理恵子氏による一昨年2016年夏の東京開催のエンディング産業展のレポ。
さすがは『月刊住職』、「葬送の激変をうがつ!」「美坊主コンテストまであった」など、見出しやリードで惹きます。
記事では、ペット葬送やダンボール墓など葬送関連のトピックをメインに、美坊主コンテストやデジタル技術を利用したサービスなども紹介し、僧侶や寺院、仏教界の現状とこれからについても考察を広げています。そんなレポのなかで「てらカード」は寺院の活性化に向けた展示のひとつとして取り上げられていました。
お寺の応援団は、その名の通りお寺を元気にしよう!盛り上げよう!と活動しているチームとしてエンディング産業展に出展しています。2016年夏の東京開催時は樹木葬のアンカレッジをメインに、宿坊研究会、hasunoha、向源など、8者で出展していました。僧侶などお寺関係者の来場も多いエンディング産業展ですが、こんなにお坊さんたちが集うブースは他にはなかったと思います。
このときにご紹介していた「てらカード」は2か寺分、4種類。鎌倉の勧行寺と妙典寺について、それぞれ画像の異なる2種類でエンディング産業展に臨みました。
出展のために用意したチラシづくりには苦心したのですが、内藤氏は「てらカード」の特徴を端的にまとめてくださっています。
多忙で朱印を出せない寺院側の事情をカバーし、お参りに行った記録を残したい参拝者の要望にこたえるカードだ。カード集めは時代を通じて一定のファン層が確実にいる趣味であり、また子供にも喜ばれる提案である。寺院の活性化に繋がる展示は少数であったが、「葬送業界の展示には住職も来場する」と聞きつけた出店者が、このようにお寺支援を主眼とした展示もしているというわけだ。(『月刊住職』No.215より抜粋)
うわー!ありがとうございます!
広告というようなカタチではなく、第三者による記事でかの『月刊住職』に掲載されていたというのは大変ありがたいことです。立春はあさってですが、一足先に気持ちに花が咲いてしまいました。
こうして『月刊住職』に掲載されたことを1年以上も気づかずにいる間、昨年11月には関西エンディング産業展にも「お寺の応援団」に加わり再度出展。アンカレッジの樹木葬墓地を導入している7か寺のご住職にもご協力いただき、10種以上のてらカードをもって西日本の寺院関係者の方々にご紹介させていただきました。現在はその関西エンディング産業展でお申込みいただいたお寺のカードの制作を進めているところです。
おかげさまで関東だけでなく関西方面での発行もされることになった「てらカード」。お持ちになるお寺がもっと多くなれば、お詣りする楽しみが増えるし、それがきっかけとなってお寺へ足を運ぶ人も出てくるかもしれません。もちろん、お檀家さんにお配りして、ご自院に親しんでいただくための媒介とすることもできます。そんなふうに、お寺と人々のご縁ももっと広がっていくといいなあと思います。
さあ、「てらカード」でご縁結びしませんか?