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今さらレビュー ― エンディング産業展2015

2016.07.15

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イベント

エンディング産業展

葬祭

第2回エンディング産業展が、来月8月22日(友引)~24日に開催されます。

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「エンディング産業展」では、「葬儀・埋葬・供養などの終活に関する設備・機器・サービス専門展」とのことで、葬祭に関わるあらゆる事業者や団体が出展し、多種多様なセミナーやイベントも行われます。

てら×まち×さんぽは、昨年12月に開かれた第1回へ行き、会場内の各ブースを拝見し、いくつかのイベントに参加しました。訪れたのは3日間の中日、年末という季節柄なのか、エンディングという業界のせいなのか、ダークな色合いの服装の方が大多数。終活者も来場対象となっていて、従来の葬儀社だけでなく、話題の某流通業者の葬儀サービスや海洋散骨、墓石業者や墓地の案内、棺業者も好みの絵柄をプリントできるサービスの紹介や入棺体験、カラフルな骨壷、仕出し弁当やそこに使う食器類、香典返し商品等々、言われてみればそうかというものばかりですが、エンディング産業の幅広さに驚かされました。

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会場内はビッグサイトで行われるほかのイベントよりも落ち着いた印象でした。

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ある墓地のブースでは「8文字写経体験」の案内。残念ながら時間が合わず。

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香典返し向け製品も多数。これは郵便で送れるお米の案内ブース。

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お位牌の業者さんでは、仏像彫りの実演もあったようです。

そして、 私が目当てにしていったイベントのひとつがこれ、「美坊主コンテスト」。エントリしたお坊さんが特技を披露するなど自己PRし、5名の審査員と来場者のアンケートをもとに優勝者が決まりました。「美坊主」「コンテスト」という表現のせいか賛否あったようですが、イケメンとか美貌ということではなく、所作や話し方、短い説法からうかがわせる僧侶としての心栄え、あるいは人としてのうつくしさを拝見したように思います。

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賛否両論、お坊さん業界(?)に波乱を起こした(らしい)美坊主コンテスト。

もうひとつの目当ては、「21世紀の仏教のあり方を考えるパネルディスカッション」。僧侶2名と寺院コンサルティングの方、3名によるもので、葬儀の現状等を踏まえながら、これからの墓地運営、寺院の経営等、これからの時代僧侶や寺院はどうあるべきかについて、ふだんは聞けないディープな内容だったと思います。

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パネルディスカッションで紹介された新聞記事

さて、なんでこんな半年も前の展示会の様子をレビューするのかといえば、来月の第2回エンディング産業展に、「てら×まち×さんぽ」も出展することになったからです。てら×まち×さんぽ単独ではなく、「お寺の応援団ドリームチーム」の一員として参加します。メイン出展は樹木葬を手がける「アンカレッジ」。その他、「宿坊研究会」「hasunoha」「向源」「落語家ちよりん」「メッター」がメンバーです。

このドリームチームのとりまとめをしてくださっているのが、「宿坊研究会」の堀内さん。
その堀内さんのブログでの紹介がこちら↓
【お寺の応援団ドリームチーム、精鋭がそろいました】

ざっとチームメンバー紹介がされていますが、こちらてら×まち×さんぽでも、会期までにみなさんを少しずつ紹介していきますね。