2015年のGW、5月3日(日)~6日(水)の4日間が連休のようですね。こういう長い連休になる盆・正月・GWは東京にいる人が減るような気がします。こんなときこそ、いつもは人がうじゃうじゃいる場所を狙うというのはいかがでしょう?
おすすめなのは、展覧会。特に、上野の東京国立博物館(トーハク)は展示によっては平日でも入館までに1時間や2時間待ちということもザラですが、連休中は時間帯を選べば会場内でもゆったり鑑賞できそうです。
現在は表慶館で特別展「コルカタ・インド博物館所蔵 インドの仏 仏教美術の源流」が開催されています。これは5月17日まで。そして、来週火曜日からはいよいよ特別展「鳥獣戯画─京都 高山寺の至宝─」が始まります!
「インドの仏」は先週観てきました。ブッダの生涯や仏教の広がりに伴う仏像の成立や、日本とは異なる仏教のありようを興味深く拝見。銀の器に刻まれた仏教者のエピソードなど、解説を読んでくすっと笑ってしまいつつも、その精緻な細工に見ほれました。
そして、混雑必至の「鳥獣戯画」!あまりに有名な絵ですが、今回の展覧会の告知を見るまで、お寺の所蔵品だということを知りませんでした。6月7日までの会期中、前・後期で入れ替えがあるようなので、両方見にいけたらと思います。
上野の国立博物館は谷中のてらまちのすぐ近く。展覧会を観てからお昼を食べて、谷中をぶらぶらして夕焼けだんだんで眺めを愉しむか。連休中は20時まで開館時間を延長している日も増えますから、昼間ゆっくりお寺めぐりをしてから夕方以降展覧会を観るのもいいですね。
上野の東京国立博物館 表慶館。この日は不安定な天気で、雨に降られました。
寛永寺の境外堂・清水観音堂。上野公園は、もともと寛永寺の境内でした。