手許に『切絵図・現代図で歩くもち歩き江戸東京散歩』という本があります。「本所深川絵図」を見ていたら、縦横に規則正しく走っていると思っていた水路に、斜めに鍵型となっているところを発見。現在の地図でも、同様の箇所があります。これは現地を確認せねばと、現地へ行ってみました。歩道に設置されている地区案内図で、当該水路は「五間堀」で、現在は一部が五間堀公園として整備されていることを確認。では、その切絵図を見ながら、水路の端を探し…。
切絵図では、寺社地が赤く縁取られていて、現在地の確認に有用です。五間堀に接していた弥勒寺などは橋の名前にもなりましたが、昭和初期に堀は埋め立てられてしまっています。地名も当時とはかなり変わってしまっていますが、切絵図を見るとまちの成り立ちを知る手がかりとなります。古地図でてらまちさんぽ、おすすめです。
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