猫に招じ入れられ 豪徳寺

2014年9月16日公開

2014年09月15日撮影

猫に招じ入れられ 豪徳寺

招き猫の寺として有名な豪徳寺は彦根藩主の菩提寺で、江戸で亡くなった井伊家の人々の墓所があります。そのきっかけは、井伊直孝公(1659年没)が門前を通りかかったときに寺の飼い猫に招じ入れられ、雷雨を逃れたためだとか。立派な松並木の奥に見える山門は昭和初期に再建されたもの。門に至る参道の松の幹はうねり、枝が覆いかぶさり、静かで厳かな空間を成しています。江戸以前は奥州吉良家の世田谷城だったとのことなので、松の木は古くからあったかもしれません。直孝公はじめ、桜田門外の変で暗殺された直弼公ら歴代藩主も通った(かもしれない)参道は、世田谷線宮の坂駅からすぐ。