土曜日の朝、妙典のお寺を巡り歩いていたら、法華経寺での「千部会」のチラシを見かけました。骨董市も開かれているようなので、午後からくずれるかもしれないという天気予報を気にしつつ、中山法華経寺へ向かいました。桜並木の参道の地べたは花びらでいっぱい。居並ぶ塔頭にも、それぞれ八重や枝垂れなどが満開です。のどかな春を楽しみながら歩いていくと、目線の高さに眠りこける猫。すぐ脇には「地域猫」に関する掲示があります。そういえば、数年前に訪れたときにも参道で数匹の猫に出会いました。この日は軽いコートすら要らない気候。猫は近づいていってもまるでこちらを気にすることなく、のたりのたりと寝返りを打っていました。祖師堂からの読経の声と桜の花吹雪で満ちた境内で開かれていた骨董市は、意外にもベビーカーの親子連れも多く見かけました。境内をひとめぐりした帰りの参道、猫は場所を変えつつも、まだまだ寝たりない様子でした。
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