これはまるっと5年前、2012年4月の様子。谷中の寺町あたりの桜が盛りだと聞いて出かけていったときのこと。西日暮里駅から谷中方向に向かっていくと、通り沿いには次々にお寺が現れ、それぞれに花を満々と湛えた桜がありました。この修性寺は谷中七福神の布袋尊の寺で、本堂前では枝垂れ桜が咲き始めたところでした。満開になるとさぞ見事だろうと思いながら見上げていたら、「これは三春の滝桜の子孫だよ」という声が聞こえてきました。振り返れば、キャップをかぶったおじさんがニコニコ。檀家さんというわけではないけれど、近所なので散歩がてら周辺のお寺をまわり、お詣りの方々とお話をするのだと仰っていました。先月20日ごろの開花、今月頭に満開となった東京の桜は、今年はとても長く楽しめています。先週末の花まつりは生憎の雨でしたが、今週末はどこかの寺町に桜を愛でにまいりましょうか。
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