7月10日は観音さまの四万六千日のご縁日。昼前、焦れる太陽のもと、本駒込の光源寺さんへ行ったらイベントや屋台は14時から。ほおずきに足もとを彩られた金色の大きな観音さまにお詣りしてから、東京藝術大学大学美術館で開催中の「観音の里の祈りとくらし展Ⅱ-びわ湖・長浜のホトケたち-」へ。会場にずらりと並ぶ仏像には、ほぼガラスケースもなく、間近にお目にかかれます。仏さまへは本来あるべき場所でお詣りできるほうがいいとは思いますが、そういうところではこれほど近づいて細部まで拝見することはできません。琵琶湖付近は古寺も多く、観音信仰が盛んな地域なのだそうですが、今回ご出張されている仏さまの中には、お寺ではなく地域の集会所のようなところで地元の方々によって守られているものも多数。こうした観音さまのご縁によって、地域コミュニティが存続する、あるいは新たな地域のあり方につながる可能性もあるのでは、という思いを持ちました。
<< 次のてらまちフォトへ
前のてらまちフォトへ >>