関東も梅雨入りして、天気予報がほとんど当たらない日々が続いています。例年もこんなものなのかどうか、道端の紫陽花の色づきが早いようにも感じます。
地下鉄のイベント情報ポスターに、日枝神社の神幸祭などとならんで「いきいきあじさい祭」が紹介されていました。電車に乗り込んでからネットで調べてみると、入谷の長國寺で来週末の6月18日・19日に行われることがわかりました。長國寺といえば、お隣の鷲神社と並んで浅草酉の市で知られます。寒い季節の酉の市へ行き、宝船を求めたことはありましたが、あたたかい時期に入谷付近へ行ったことがないなと思い、ちょっと足を向けてみました。
日比谷線入谷駅の3番出口で地上に出ると、昭和通りに直行して東にのびる商店街を進んでみました。パン屋、花屋、天麩羅屋、せんべい屋、喫茶店、そば屋等々、懐かしい雰囲気が漂う通りです。歩道のところどころにはさまざまな種類、色のあじさいが満開となっていて、来週末を待たずにお祭り状態です。
浅草から続く広幅員の国際通りに出ると、鷲神社が見えます。長國寺はその向こうです。通りには「あじさい祭」の幟がはためき、掲示板にポスターが貼られていました。長國寺の参道も、あじさいに彩られています。当然ですが、お祭りは来週だし、平日の午前中なので、お詣りの人もなく、静かな境内でした。
6月18・19日のあさがお祭では、日本全国の100種類に及ぶあじさいが展示され、吊り篭のあじさい即売もあるそうです。忍者体験やゆるキャライベントのほか、地域の方々による浅草グルメの露店も並ぶとか。楽しそうですね。
長國寺をあとにして、バスに乗ろうと思い、歩いていくと、脇道に赤や白の幟旗が見えます。行ってみると、名前だけは聞いていた「飛不動尊」でした。近所の方でしょうか、本堂前の如意輪観音像をきれいにして、お水を供え、お詣りされていました。
そのまま東へ進むと吉原エリア。このあたりでも道を彩るのは紫陽花。
今回は下見がてら入谷を歩いてきましたが、今月から来月にかけては、ほかにも花やほおずきなどの市が各地で次々と開かれます。
いきいきあじさい祭|長國寺
風鈴祭り|西新井大師
入谷朝顔まつり|入谷鬼子母神
四万六千日・ほおずき市|駒込光源寺、浅草寺、護国寺
風鈴祭りは川崎大師でも開かれるそうですよ。紫陽花、朝顔、鬼灯、そして風鈴。夏を楽しむアイテム、てらさんぽで調えてみませんか。