妙正寺川に流れる色

2016年3月3日公開

2016年02月28日撮影

妙正寺川に流れる色

染の小道」とは、かつて妙正寺川・神田川でさかんに行われた染色を軸に地域の活性化を図ろうというプロジェクトです。毎年2月頃に開かれるイベントの象徴となっているのが、妙正寺川に反物をたなびかせる「川のギャラリー」。中井や落合はふだんは落ち着いた住宅街なので、まずは人の多さに驚きましたが、布モノ好きの心をくすぐる工房やギャラリーの数々、染めの技法の見本市のような店先の暖簾で彩られた道、そこに漂う甘酒やパン、出汁などの香り・・・たくさんの愉しみがギュッと詰まっていて、そこに皆が惹きつけられてきたのがわかります。妙正寺川の源流は杉並区の妙正寺池。その池の畔にできたお寺の名前がその由来です。日蓮宗法光山妙正寺は室町時代の1352年創建の古刹。妙正寺川の源流から神田川との合流点から源流まで10km程度。今度は川に沿って、少々ロングなさんぽをしてみたいですね。