「てらまち」と聞いて、何を思い浮かべますか?
京都や奈良、鎌倉といった、お寺の多い古都でしょうか。
あるいは、浅草のように大きな寺院を核として栄えるまちでしょうか。
それとも、長野の善光寺や川崎大師のような参道でしょうか。
国語辞典(大辞林)を引いてみると、「寺町:寺院の多く集まっている地域」とされています。
また、インターネットで「寺町」と検索すると、全国各地の地名としての「寺町」や「寺町通り」、京都や金沢など全国的に有名なお寺の多い町、また、それらに関連する団体などの情報がヒットします。
でも、これらの手がかりだけでは、「てらまち」がどんなものか、さまざまな見方、捉え方があって、これ!という答えが出ませんね。
この「てら×まち×さんぽ」サイトは、お寺と町と人々を近づけていくことをめざして立ち上げました。お寺と町は、その形成過程や歴史的経緯など、それぞれの寺・町ごとにユニークな関係を持っています。また、お寺や町に訪れるのが、その地域の人なのか、それとも外部からなのかでも、お寺のあり方、町の姿が異なるでしょう。
この「てら×まち×さんぽ」サイトでは、こうした観点から次の4つのタイプの「てらまち」の見方、歩き方を提案していきたいと思います。
- 寺 町|お寺が集まるまち
- 門前町|お寺の周りに栄えるまち
- 参 道|参道に形成されたまち
- 寺内町|大きなお寺の境内だったまち
もちろん、お寺との関係、町への視点によっては、もっと別の捉え方もあるでしょう。この「てら×まち×さんぽ」は、お寺と町と人との関係について考え、提案していくサイトにしたいと思っています。ここをご覧の皆さんと、これから少しずつステップアップ、ブラッシュアップしていきたいと思います。
まずは、少しずつ、それぞれのタイプのてらまちの特徴をアップしていく予定です。