うつくしい面立ちの地蔵尊 ― 新井薬師

2015年1月8日公開

2015年01月04日撮影

うつくしい面立ちの地蔵尊 ― 新井薬師

「松の内」がいつまでか、地方によって異なるようですね。関東では7日までで、その7日に七草粥を食べ、疲れた胃腸を休め、無病息災を願います。その七草粥の風習も地域によって有無があるようです。七草粥は平安期の宮中で始まったようです。前置きが長くなりましたが、松の内にと思い、新井薬師さんにもお詣りしてきました。梅や桜が見事なお寺ですが、家族の健康を願い、大勢の初詣の方々が列をなし、多くの屋台が並んでいました。その賑わう境内の片隅に、すっと建つ塔が目につきました。「本堂再建供養塔」。掲示によると、「梅照院(新井薬師)の再建に尽した住職運樹の業績と信徒の信仰心にこたえるため、安永八年(1779)後継者の栄俊が高野山延命院の引導地蔵尊を模して建立したもの」とあります。お地蔵さまのしゅっとした面立ちが素敵です。