お寺でヒミツのお茶の練習会

2018年6月19日公開

2018年06月17日撮影

お寺でヒミツのお茶の練習会

仏教もそうですが、今現在、日本文化と呼ばれているものの中には、大陸から入ってきたものが多くあります。お茶も、中国へ渡った僧が日本に持ち帰り、幾多の変遷を経て、茶道、あるいはペットボトルの緑茶など、さまざまに行きわたりました。写真は、清らかな川の中、小石をぬって鮎が泳ぐ姿を写しとった初夏の和菓子「清流」。見目涼やかなお菓子をいただき、口の中に残るほのかな甘みとともに、お抹茶を三口半。茶道は代表的な日本文化ですが、さまざまな流派があり、作法や決まり事もたくさんあって、これからという者には敷居が高く感じられます。しかし、この日の講師である宗道(SOTO)さんが仰った「お茶に湯を注ぐだけ、最速の文化」であるという魅力、そして、「相手を思って点てること」を見失わなければ、そう難しく考えることはないのだな、と思えました。高崎市の大聖護国寺で開かれたヒミツのお茶の練習会は、とても気さくで和やかな場でした。