道灌招き猫|節分のみの御開帳

2016年2月3日公開

2016年02月03日撮影

道灌招き猫|節分のみの御開帳

節分の今日、「猫地蔵」が年1回の御開帳と聞き及び、新宿区は西落合にある自性院へ。「猫寺」の縁起は、室町時代の文明9年(1477)、江古田ヶ原の戦いの折に道に迷った太田道灌を寺へ案内した黒猫。道灌はこのおかげで勝利し、猫の死後に地蔵尊を奉納しました。さらに、この猫地蔵に因んで、江戸時代の寿司職人が猫面地蔵を奉納し、猫にまつわるお地蔵さまが二体となりました。猫地蔵も猫面地蔵もかつては屋外にあったそうで、芸子さんや三味線職人のお詣りを多く受け、直接撫でられたためお顔もほとんどわからないほど、とろけてます。現在は地蔵堂内のお厨子に安置され、御開帳は年に一度きりと大事にされています。今年は平日のため行事としてはこぢんまりとしていますが、週末にあたる年は七福神による豆まきやお練りなども行われるそうです。写真は新青梅街道側の入口にある招き猫の石像です。