東京でお目にかかれる円空仏

2016年1月15日公開

2015年12月28日撮影

東京でお目にかかれる円空仏

東京で円空仏を拝することができる! 毎月28日の午後13~15時の二時間のみ御開帳があると知り、昨年末の12月28日、新宿区の北西部中落合へ。14時ごろに伺い、正面で靴を脱ぎ、堂左脇の扉から入堂。円空仏「中井出世不動尊像」は、本尊の不動明王と制多迦童子矜羯羅童子の三体で、内陣の炉壇の奥に祀られています。まず、意外と大きい! そして、三体とも愛敬のある、いかにも円空仏らしいおおらかさ。木の中にいたお不動さんや童子たちを、できるだけ鉈数少なく顕わにしたという感じです。ちょうど真言宗のお坊さん方がいらしてお経を上げはじめたので、一緒に合掌してお詣りしました。保存講の皆さんが持ち回りで月一回開帳しているとのこと。ツアー会社からの問合せもあるそうですが、付近は閑静な住宅地で、駐車場などはありません。少人数で訪れて、ゆっくりお詣りするのがよさそうです。