四季を映す寺 川越中院

2015年10月30日公開

2015年10月24日撮影

四季を映す寺 川越中院

このところ、川越へ行く機会が多く、先週の土曜日も東武東上線で川越駅へ。用事はすぐに済んだので、夏、お盆前に伺って印象的だった中院へ再び向かうことにしました。8月中旬の境内はこれでもかというほどの濃い緑に覆われていましたが、秋を迎えた今は色づき始めた木々をなでる風が通り抜けていました。ここ中院は、天長7年(830|平安時代)の創建と歴史があります。中院のサイトによると、まず中院があって、その後仏蔵院(北院=喜多院)、多聞院(南院)が建立されたという流れのようです。川越は早くから開かれ、江戸には城下町として、また商人の町としても栄えたため、まちなかには多くのお寺があります。五百羅漢の喜多院、河越夜戦の東明寺、寺町通りに居並ぶ寺院群…。蔵造りの街並みも素敵ですが、少しそこから足を延ばせば、さまざまな時代の多彩なお寺をめぐるのも楽しそうです。