萬福寺の回廊の灯籠

2015年6月15日公開

2015年05月28日撮影

萬福寺の回廊の灯籠

京都府宇治市にある黄檗宗の大本山、萬福寺の回廊。このお寺は中国より招聘された隠元禅師により開かれました。江戸時代に入ってきた宗派ということもあってか、黄檗宗のお寺は中国のような雰囲気があります。回廊に下げられた灯籠には、華道関係の団体名や流派の名前が見えます。禅宗(臨済宗)とともにお茶の種が日本にもたらされて以来、禅宗とお茶には深い関係があるようです。その辺りは門外漢なので言及できませんが、宇治がお茶の名産地となるきっかけをつくったのは、先日東京国立博物館に来ていた「鳥獣戯画」の明恵上人だという説明板を見つけました。黄檗宗の普茶料理は定休日だったのでいただけませんでしたが、宇治で買ってきたお茶は大変美味しいです。もうひとつ残念だったのは、萬福寺でのお目当てだった大きなホテイさんも展覧会にご出張中。またおいで、ということなのかもしれません。